豆知識

認知行動療法の基礎シリーズ2 人と人の繋がり方

こんにちは、看護師・認定行動療法士の諏訪原です。(^^)/

梅雨も明けていよいよ夏本番になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

コロナにも暑さにも負けないように体を大切に過ごしていきましょう。可愛い蓮の花が咲く季節になりました。

今回は、認知行動療法の基礎シリーズ2 人と人の繋がり方第1の段階(基本姿勢と態度)についてお話します。

訪問看護では在宅に伺わせて頂くという特性、疾患や様々な症状により辛い思いをされている方

に関わらせて頂くということを前提に支援の中で大切にしていることがあります。

一つめは暖かさです。利用者様に興味や関心をもち、優しいまなざしで見守り、それぞれの人生や言動を受け入れようとする姿勢や態度を大切にします。                  人とどのような関係を築くかがその方の幸せに繋がると考え、関りについてどう感じてあるかを直接確認しながら関わらせて頂いています。

二つめは共感と受容です。共感と同情は違います。同情は、感情を分け合ったその段階で止まりますが共感は理性的・客観的な立場に立って苦痛から解放する何らかのケアが        行われる事を指し、このプロセスを重ねていく事が信頼を作っていくと大切にしています。

三つめは誠実さです。誠実さとは支援を提供する上でのルールの確認や約束を守るといった内容もありますが思っているだけでは不十分で行動で示して初めて意味を持ちます。支援をする側の感情や認知が利用者様の回復や緩和に繋がると考え、当ステーションでは第三者からのスーパーバイズを受ける機会やアンケート・面談を実施し振り返りの機会を大切にしています。

四つめは信頼感です。在宅での支援は共同関係の中で提供されますが最も大切なことは互いへの信頼感です。支援者が決めつけたり捉え方を誤れば、互いに行き詰まり感をもたらします。利用者様を対等な一人の人として尊重し、それぞれの思いに添ったリカバリーを目指すという関りを根気よく続けます。病気や障がいがあるという体験は健康な人の体験の連続上にあり誰しもが一定の条件が揃えば起こりうる体験です。決して特別ではないというノーマライジングな考え方を積極的に伝えていく事も大切にしています。

五つめは意思の尊重です。主体は利用者様です。地域では自らの意思をもって主体的に生きていく事が求められます。支援者は意思を尊重し、丁寧に聞き、それを十分に表現できるように自己決定を助けます。長く閉鎖的な環境の中で意思を表現する力が失われてきた可能性も考慮し、言葉を表面的に受け取るのではなく、そうしたくてもできない。という複雑な背景はないだろうかと考える必要もあります。私たちは指導ではなく、意思の尊重と理解しやすい言葉で選択肢のメリットデメリットを抑えながら知識を提供しつつ自己決定を助けます。

 

 

以上、私たちが支援を提供させて頂く上で大切にしている共同関係・コミュニケーションになります。また次回、認知行動療法の基礎シリーズ3 人と人の繋がり方(第二の段階)です。

 

 

 

 

関連記事